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なつ
ソーシャルワーカー研究員
ソーシャルワーカーとして12年目のなつです!
仕事をし始めた時に「こんなことで悩んでたなぁ」「これ先に知ってればもっと楽だったのに」なことや、仕事を通して学んだことを書いています。

話が終わらない!「長い」「疲れる」面談の理由とソーシャルワーカーとして乗り切るコツ

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なつ

面談で相談者さんの話が終わらない~‼と困ったことありませんか?

相槌だけで面談が終わったこと、話さないといけないことが伝えられなかったこと、話が長引いて次の予定に遅刻したこと。わたしが働いて間もない時、自分からは何も伝えられなかった…予定通りに支援が進められない…と反省することがたくさんありました。

けれど、今は「話が終わらない」からはたくさんのことが分かり、それも支援の中で必要なことだと感じるようになりました。今回は、話が終わらない時に考えられることとソーシャルワーカーとして乗り切るコツについてお伝えします!

目次

話が終わらないよくある理由

ソーシャルワーカー以外に話せる人がいない

本当はだれかと話したいけれど周囲に話せる人がいなかったり、内容的に話し辛かったりすると、面談での話が長くなることがあります。 一方で、相談者さん自身がたくさん話してくれるので、どのような支援をしていけばいいか比較的考えやすい一面もあります。

このような時はタイミングを見て質問したり、話の中から状況をうかがうなどして、以下のことをさらに深堀するといいと思います。

  • 周囲に信頼できる人はいるか?
  • 信頼できる人がいる場合、その人にも相談できているのか?できていない場合はなぜできないのか?
  • 今の生活環境や人間関係は?
  • 今悩んでいることについてどうしていきたいのか?なぜそう思うのか?
  • 過去同じような困り事があったか?その時はどの様に解決したか?
    →過去の解決方法が今の困り事に役立つことがよくあるので聴く価値大です!

こういったことを深堀することで、相談者さんの思いやニーズをよりアセスメントできます。

時間を意識していない

2つ目の理由として考えられるのは、時間を意識せず話をしている場合です。
こんなこと?!と思うかもしれませんが、話したい気持ちが強かったり、安心している等の理由で、時間を意識できていない/時間があっという間に経ってしまっている場合があります。そのような時はこのようにするといいかもしれません。

  • 見える場所に時計をおいておく
  • 予め面談時間をアナウンスする(例:「今日は〇時〇分ごろまででお願いします」など)
  • 時間になったら切り上げる
    (例:「もっとお話をお聴きしたいのですが、時間がきたので次回にお願いできますか」など)

もし、この方法をやっても終わらない時は、予め同僚に時間になったら電話がかかってきたフリをして呼んでほしいとお願いするのも一つです。

なつ

「この面談が〇時までに終わらなかったら、『〇〇さん電話がかかっています』と呼びに来てください」

絶対この人の面談は長くなる!!と確信している時は、相談者さんに申し訳ない気持ちはあるのですが、他の方の支援もあるのでこんな裏の手も使っています。

自分が本当に困っている部分がわかっていない

自分自身で気持ちや状況が整理できておらず、話が堂々めぐりになったり結論が出ずに話がどんどん長くなってしまうことがあります。ですが、面談を重ねるうちに整理ができてくることもよくあります。相談者さんの気持ちをきちんと聞かせてもらった上で、時間で切りあげても大丈夫でしょう。

その際に、今後の見通しを確認するといいと思います。(例:再度面談するのか、少し時間を空けてから設定するのかなど)

障害特性が関係している

発達障がいや精神障がい、高次脳機能障がいなどの障がい特性が関係している可能性があります。
面談でどうも話がかみ合わない、前に伝えたことを毎回忘れている、話が一方通行になりがち、同じことばかり話しているなどがあれば、これを考えてみてもいいかもしれません。

ただ、ここでは「〇〇さんは発達障がいや精神障がいである」とソーシャルワーカーが決めつけないでください。診断はドクターがします。

もっと大切なことは、ソーシャルワーカーとしてこのような傾向がある方とも、きちんと話ができるスキルを獲得することです。そのスキルは発達障がいや精神障がいの方だけでなく、コミュニケーションが難しい方にも広く応用できます。
具体的にこのような時の対応としては、以下の方法が考えられます。

STEP
面談前

・話したい内容を相談者さん自身でまとめてもらう
(例:「〇〇さんと今お困りのことについてしっかり話をしたいので、可能であれば話したいことを事前にまとめてきてもらってもいいですか?」など、はじめはお願い形式で伝えると受け入れてもらいやすいです)
・手紙やメールで事前に教えてもらう
・相談者さん自身で事前準備ができない時、ソーシャルワーカーが話す項目を決める
(もちろん、アセスメントした上で相談者さんが話したい内容をピックアップする)

STEP
面談中

・話したい内容がたくさんある場合は、ソーシャルワーカーと一緒に優先順位をつける
・話す項目を紙に書き、目に見える形で提示する
(例:今日話すこと ①生活で困っていること ②体調 面談時間10時~11時)
・会話したポイントを紙やパワーポイントでまとめ、相談者さんと確認する

STEP
面談の終わりに

・後日見返せるように話した内容をまとめ保存する
(ノート、パソコン、スマホなど相談者さんが使いやすいもの)
・次回の面談日時、話す内容を確認する

手間と感じるかもしれませんが、口頭だけのやりとりよりも目で見て確認する方が話のズレが随分と少なくなります。また、次の面談時には前回話した内容を保存したノートやスマホなどを見て確認すると、スムーズに進めることができます。

以上、話が終わらないよくある理由についてお伝えしました。あてはまるものはあったでしょうか。

話が終わらない時のNGな対応と乗り切るコツ

なつ

これは私の失敗事例です

20代発達障害の女性と面談していた時のこと。とてもゆっくりと話をされる方でした。話すスピードはゆっくりですが、話したい気持ちが強く、終了時間になっても面談が終わらないことがよくありました。
時間を意識されていないようだったので、初めに終了時間をアナウンスして、話す内容も予め整理しましたが、終わらない。

だんだん疲れてきて、気がづけば途中で話をさえぎり、わたしが話し出していました。いよいよ面談の終了予定時間を30分超えた時には「もう時間が過ぎてますし、そろそろ終わりましょう」と伝え、終わりました。
そんな面談を1年以上続けていたある日、突然「なつさんとは話しづらいです。もう話したくありません」とメールが来ました。

え!?という驚きと、とってもショックでした。その方には「もう会いたくない」と言われてしまったのでなぜそう思ったのかきちんと理由が聴けなかったのですが、振り返ると反省することがが大きく3つあり、どれもNGな対応でした。

NG対応

  • 話を途中でさえぎっていた
  • 自分の疲れや時間に気を取られていた
  • 相談者さんの気持ちを汲み取ることができていなかった

だめですね・・・。ソーシャルワーカーとしてとても未熟で、本当に申し訳ないことをしました。
この経験から、話が終わらない時に乗り切るコツとして、こんなことに気をつけています。

乗り切るコツ

  • どんなに話が長いと思っても、さえぎらずに最後まで聴く
  • 普段からセルフケアに努め、落ち着いて話を聴けるコンディションを整えておく

たくさん面談を重ねてきて、最後まで話を聴くはとても大事だと実感しています。最後まで話をうなずきながら聴くだけで、相談者さんから信頼が得られたりエンパワメントできることが多々あります。もし、どうしても伝えないといけないことがある場合は、「最後に少しだけいいですか?」と5~10分くらいで短めに伝えるといいと思います。

まとめ

今回は話が終わらない面談の理由とソーシャルワーカーとして乗り切るコツについて書きました。普段の支援の中で当てはまる部分はあったでしょうか?

自分が話すことができないと「自分は何も支援ができなかった」と失望したり焦ってしまうこともあるかもしれません。私がそうでした。でも今は相槌だけで面談が終わってもOK何も伝えられない面談があってもOKたまに次の予定に遅れてもOK(怒られたら自己責任で(汗))だと思っています。

こちらから何も伝えられなくても、相談者さんにとって「しっかり話を聴いてもらえた」「安心して話せた」という信頼感が少しずつ育っているかもしれません。

話を聴くことはとても疲れます。面談のあとは少し休憩する、ゆっくりお茶を飲む、こっそり長めにトイレに行くなど、セルフケアもしてください!今回の記事が参考になればうれしいです♪

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